親が認知症かもしれない…受診・診断の流れと心の準備
「最近、親の物忘れがひどいかも…」「同じ話を何度もするようになった…」
そんな不安を感じている方や、まだなんの心配もないけど”その時”がきたらどうすれば…と思っている方へ
この記事では、認知症の可能性に気づいたときの受診の流れと、家族としてできる心の準備をやさしく、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 認知症かも…と思ったときにやるべき初期対応
- 受診の流れと、診断までにかかる時間
- 本人が受診を嫌がるときの対応策
- 家族の心の整理と準備
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1. 「認知症かも」と思ったら、まず確認したいチェックリスト
まずは、単なる加齢による物忘れと、認知症の兆候を見分けましょう。以下のような行動が増えていませんか?
- 同じ話を短時間で何度も繰り返す
- 財布や鍵などの置き場所を忘れて探すことが増えた
- 慣れている道で迷うようになった
- 怒りっぽくなった、頑固になった
- 家事や段取りができなくなった
上記のいくつかが数週間〜数ヶ月にわたって続いている場合は、受診を検討するサインです。
2. 受診は何科?どこに相談すればいい?
かかりつけ医 or もの忘れ外来が最初の窓口
- まずはかかりつけ医に相談 → 状況に応じて「神経内科」「精神科」「老年科」へ紹介されることも。
- 専門外来(もの忘れ外来)のある病院を探すのもおすすめ。
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3. 診断までの流れと、家族が準備すべきこと
一般的な診断の流れ
- 医師による問診(本人・家族からの聞き取り)
- 簡易認知機能検査(MMSEなど)
- CT/MRIなどの脳画像検査
- 必要に応じて血液検査・心理検査
※ 初回の診察で即診断が下りるとは限らず、数回の通院で診断がつくことが一般的です。
4. 本人が受診を嫌がるときはどうする?
これが家族にとって最も難しい壁かもしれません。よくある声とその対処法を紹介します。
よくある言い分 | おすすめの伝え方 |
---|---|
「自分は大丈夫」 | 「年齢的にも健康チェックしよう」 |
「病院は嫌だ」 | 「最近ちょっと疲れやすいって言ってたから相談してみない?」 |
「恥ずかしい」 | 「今は早くわかれば進行を遅らせられるんだって」 |
5. 診断後、すぐに「介護」ではない
認知症と診断されたからといって、すぐに介護が必要になるわけではありません。
- 早期診断により進行をゆるやかにする治療や生活改善が可能
- 要介護認定や支援サービスは段階に応じて活用できる
まずは家族が焦らず、必要な情報を少しずつ整理することが大切です。
📘 関連記事:【保存版】介護の始め方|家族に介護が必要になったら最初にやるべきこと
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6. 家族の心の準備|孤独にならないために
「まさかうちの親が…」
現実を受け入れるまでに時間がかかるのは自然なことです。以下のような準備・心構えをしておくと、のちのち助けになります。
- 家族内で情報を共有する
- 1人で抱え込まず、地域包括支援センターに相談
- 認知症カフェや当事者家族の会に参加してみる
まとめ|まずは一歩だけ踏み出して
親の変化に気づいたとき、「見なかったことにしたい」気持ちと「早く対応しないと」という焦りが交差します。
でも、大切なのは「今できることから一つずつ」。
- 小さな変化を記録する
- 無理のない言葉で受診を促す
- 情報収集やサポートを受ける
家族の気づきと行動が、これからの生活を支える大きな力になります。
うちの親に限って・・・という気持ちは誰もが持つものです。
ただし、早期治療もできることを知っておいてください。
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