要介護認定のオンライン申請とは?|自宅からできる申請方法をわかりやすく解説
「親の物忘れが増えてきたけど、これって介護が必要なサイン…?」
そう思ったとき、まず最初の一歩となるのが「要介護認定の申請」です。
でも、「市役所に行く時間がない」「何を準備すればいいの?」と不安になりますよね。
そんな方のために、今回は自宅からスマホやパソコンでできる『要介護認定のオンライン申請』について、やさしく解説します。
要介護認定ってなに?
まずは基本から確認しておきましょう。
要介護認定とは、介護保険サービスを利用するために必要な公的な判定のことです。
お住まいの市区町村に申請し、調査や医師の意見書をもとに「要支援1〜2」「要介護1〜5」といった区分が決まります。この認定があることで、訪問介護やデイサービスなど、さまざまな介護保険サービスを使えるようになります。
オンライン申請とは?メリットは?
これまでの要介護認定申請は、市役所などの窓口に行くか、郵送や電話で行うのが主流でした。しかし最近ではオンライン申請に対応する自治体が増えてきています。
主なメリット
- 窓口に行かなくてもOK:仕事や育児で忙しい方に便利
- 24時間いつでも申請可能:時間に縛られない
- 記録がデジタルで残る:申請内容の控えがメールなどで確認できる
オンライン申請の流れ
実際の流れは自治体によって多少異なりますが、一般的には以下のステップで進みます。
① 自治体の公式サイトにアクセス
「○○市 要介護認定 オンライン申請」などで検索して、該当ページを開きます。
② マイナポータルまたは専用フォームにログイン
一部自治体では、マイナポータルを使って申請が可能です。
マイナンバーカードとカードリーダー(またはスマホ)を用意しましょう。
③ 申請者情報と被保険者情報を入力
・氏名
・生年月日
・被保険者番号(介護保険証に記載)
・申請の理由(物忘れが増えた、転倒が増えたなど)
などを入力します。
④ 本人または代理人の情報を入力
申請者本人が難しい場合は、家族やケアマネジャーが代理で申請できます。
⑤ 提出して完了!
送信後は、受理の連絡がメールで届くことが多いです。
注意点と準備しておきたいもの
オンライン申請をスムーズに行うためには、以下の準備がおすすめです。
- 介護保険証の番号(申請時に必要)
- マイナンバーカードまたは本人確認書類
- 連絡が取れる電話番号・メールアドレス
- 家族や医師の意見もメモしておくと安心
また、オンライン申請後、通常どおり「訪問調査」や「主治医の意見書」の提出が必要になります。
オンラインで完結するわけではないので、その点は覚えておきましょう。
オンライン申請に対応しているか確認する方法
すべての市区町村がオンライン申請に対応しているわけではありません。
以下の方法で確認しましょう。
- 自治体の公式ホームページを見る
- 「介護保険課」や「高齢福祉課」などに電話で問い合わせる
- 「マイナポータル」の対応サービス一覧で検索する
まとめ|最初の一歩はオンラインでもOK
要介護認定の申請は「面倒くさそう」と思われがちですが、最近ではオンラインで気軽に申請できる仕組みが整いつつあります。
忙しくても、スマホやパソコンで申請できるのは本当にありがたいですよね。
申請から認定までには少し時間がかかるため、「少しでも不安を感じたら、早めの行動」が大切です。
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