片頭痛で生活が激変?私のリアルな体験談
「まさか自分がこんなに悩まされるなんて」――片頭痛を発症してから、私の生活は大きく変わりました。これは、私の体験をもとにしたリアルな記録です。薬や治療法だけでなく、日常で感じた苦労や小さな工夫まで、同じ悩みを持つ方にとって少しでも参考になればうれしいです。
1片頭痛と偏頭痛
それぞれの特徴と違い
「片頭痛」と「偏頭痛」は実は同じ意味です。医学的には”Migraine”の訳語で、表記が異なるだけ。ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、光や音、匂いに敏感になることも。私は最初、「ただの頭痛」か、万年肩こりのため「仕事がんばりすぎたかなぁ」と思っていました。 今思えば、あの時の激痛も「片頭痛」だったんだなぁと思います。 本当に本当に痛くてどうしようもなかったんです。
1-2: 片頭痛患者としての日常の悩みと不安
激しい発作のたびに寝込む。予定は崩れる。仕事にも支障が出る。いつ起きるか分からないという不安が常にありました。薬も効かない時があるし、周囲の理解も得にくく、「また?」と思われるのがつらい……それが現実です。 今のところ一度だけですが、激しい頭痛で目が覚めたときは驚きました。 寝起きなんて清々しく起きたことはありませんが、それでも何事もなく朝起きることはできるのか不安でたまりませんでした。
2: 片頭痛の発症〜悪化:私の具体的な症状と体験
2-1: 初めて感じた違和感と診断のきっかけ
最初は子供の風邪をもらってたので、風邪が重症化したのかな?くらいでした。でも頭痛が激しくなり、吐き気からの嘔吐。何度も嘔吐し水分もとれず、次第に手足が痺れる感覚が出てきました。あと少しで旦那が帰ってくるからそれから夜間診療で診てもらおうと考えていると、痺れが広がってくる間隔に気づいた時点で私の中に選択の余地はなく、救急車を呼びました。
しかし職業柄『救急車の適正利用』について考えることが多かったので、救急車を呼んだことが良かったのかどうかいまだに引っかかっています。
そして、病院へ運ばれてCTを撮りましたが「異常なし」。
そこでの診断は
- 胃腸炎からの嘔吐
- それによる脱水
- さらには過換気
というものでした。
しかし翌日も完全に頭痛は収まらず、風邪の時に受診して処方してもらったカロナールも役にたちませんでした。とりあえず1日寝たし、何より仕事が溜まってる不安もあったのでその翌日には無理やり出勤。…が、やはり回復しておらず、デスクの上の書類だけ片付けて早退。
その日の午後、意を決して脳神経内科を受診しました。
そこで聞き取りや検査をしてもらい、やっと『片頭痛』と診断されました。
2-2: 私の場合:片頭痛の発生パターン
私の場合、診断時に先生が丁寧に説明してくれた『前兆のない片頭痛』というものなので、いつ痛くなるかも不明。最近ほとんどの割合で痛みがあります。軽度だから日常生活はこなせてますが、疲れが取れにくい気がするかな…。 それと痛みがあるときは音や匂いや光に敏感で、「無音」「無臭」の薄暗いところに逃げ込みたくなります。冗談じゃなくて大真面目です。
2-3: 重症度チェック:私の症状はどれくらい?
- 月に10回以上の発作
- 吐き気や嘔吐を伴う
- 光・音に過敏になる
- 痛みは片側に偏る
これらがすべて当てはまり、「片頭痛」と診断されました。
2-4: 片頭痛の発症から日常生活への影響
朝起きた瞬間から頭痛があると、すべての行動がスローモーションに。家事も仕事も中断することが多く、自己嫌悪に陥る日々。家族や同僚に申し訳なさを感じながらも、どうにもならないこともあるんです。だって痛いんだもの。
3: 治療への第一歩:受診と診療科の選び方
3-1: どのタイミングで受診する?
市販薬で対処できないほど頻度や痛みが強くなったとき、受診を決めました。
「毎月3回以上」「生活に支障がある」なら、勝手な自己判断で自分を苦しめてしまう前に、受診することをおすすめします。
3-2: 受診時に伝えたい症状のポイントと診療科の選び方
- 発症頻度、痛みの場所と程度
- 伴う症状(吐き気、光過敏など)
- 生活への影響度
難しく考えずに、聞かれたことに答えるのが一番です。
診療科は「神経内科」「頭痛外来」がおすすめ。私は脳神経内科で診てもらいました。
3-3: 診断から処方までの流れと協力の大切さ
問診と採血や聴性誘発反応検査などをして診断が確定。
まずはトリプタン系の頓服薬を処方されました。
何より医師とのコミュニケーションはとても大切です。症状を正直に伝えることで、より自分に合う治療が見つかります。私の経験からは、ストレスについて細かく聞かれた場合も、取り繕うことはせずにありのままを伝えることをお勧めします。
4: 片頭痛治療:私の体験談
4-1: 処方薬メリットと注意点
- 【メリット】発作回数が減る、日常生活が安定する
- 【注意点】副作用(眠気、倦怠感など)や費用、継続性が必要
4-2: 医師との協力で分かった最適な治療法
薬だけでなく、「生活のクセ」も見直すように言われました。ストレス・睡眠・食事管理が大切。薬×生活改善のダブルアプローチが、今の私の支えになっています。
4−3:注射薬
月1回の注射治療も勧められました。デメリットとしては保険適用でも薬価が高いことです。 先生からは「金額を聞いて安いと思うのか、高いと思うのかはあなた次第ですよ」と言われましたが、私にはとってもお高いものでした。裏を返せば、私の片頭痛は、我慢できるものでまだマシだということです。これが片頭痛が起こるたびに寝込むような生活を続けている人からしてみれば、金額は関係なく『救世主』となるでしょう。私は片頭痛が続くと言っても、薬が効くことが多く、楽しいことあれば尚更大丈夫だから、今の治療を続けることになりました。
5: 片頭痛と付き合うコツ:予防・セルフケアの工夫
5-1: 片頭痛を予防するために習慣化したこと
- 毎日同じ時間に寝起きする
- カフェインを摂りすぎない
- 軽いストレッチや大好きなピラティスをする
5-2: 仕事・家事での対策と家族の協力
- 無理せず、できる範囲で行動
- 日頃から家族にも症状について伝えておく
- 仕事場にも冷却シートや常備薬を置く
5-3: 更年期と片頭痛の関係を考える
40代に入ってからめまいやふらつくことが多く、女性ホルモンの変動と関係しているのでは?と悩んだこともあります。そうして婦人科を受診しましたが、「まだ更年期症状はでていません。うちではなく、耳鼻科か神経内科に行ってみてください」と告げられました。 耳鼻科でも「異常なし」、でもしんどい…と脳神経内科にたどりつき、やっと良い先生に巡りあえました。
6: まとめ:片頭痛と共に歩むこれからの生活と希望
片頭痛は、生活をガラリと変えるほどのインパクトがあります。
でも、適切な治療と理解ある人たちの支えで、少しずつ前を向けるようになりました。
私の場合は「前兆のない片頭痛」で、更には「ストレスによるもの」だそうです。
正直なところ、ストレスは日々あって無くなることはないと思います。
それでも、ストレス発散方法や自分に合ったリフレッシュ方法を知っているだけで心の持ち方は
変わります。
完治しないと言われる病気でも、うまく付き合いながら、自分らしく生きていくことはできる――そう信じて、これからも歩んでいきたいと思います。
私の体験が、誰かの一歩につながりますように。
次回以降は私が服用している薬の詳しい内容や、良いと言われている片頭痛予防を検証してみます!手あたり次第試してみて、効いたら『ラッキー』くらいの軽い気持ちです。
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