どんな介護施設がある?種類・特徴・入居条件をわかりやすく解説!
日本にはさまざまな介護施設の種類があり、それぞれの入居条件やサービス内容が異なります。本記事では、主要な介護施設について、特徴と入居の条件、どんな人に向いているかをわかりやすく解説します。
1. 特別養護老人ホーム(特養)
特徴:
- 要介護3以上の高齢者が入居可能
- 介護スタッフが24時間常駐
- 月額費用が比較的安価(所得に応じて軽減措置あり)
入居条件:
- 原則「要介護3以上」の認定を受けていること
- 自宅での生活が困難で、常時介護が必要な状態
向いている人:
- 自宅での生活が難しく、長期的な入所が必要な方
- 費用を抑えつつ、安心して暮らしたい方
2. 介護老人保健施設(老健)
特徴:
- 介護とリハビリを提供する中間施設
- 医師やリハビリ専門職が常駐
- 原則3~6か月の短期入所が基本(延長も可能)
入居条件:
- 「要介護1以上」の認定を受けていること
- 病状が安定していて、リハビリを通じて在宅復帰を目指す方
向いている人:
- 退院後すぐに自宅に戻るのが不安な方
- リハビリや医療的ケアが必要な方💡私が勤めているのがココです。
私の住む県では老健の数が決まっているようで(他府県もかな?)、地方によって入退所条件が曖昧だったりします。
そのせいで私が勤める施設では長くて3〜4年いらっしゃる方も・・・
善意で施設は運営できません。収入がないと閉鎖になる可能性もあります。でもそうなると行き場がなくなる人も出てきます。やっぱり世の中お金が動かないとダメなのかな・・・(←施設の解説じゃなくて私見だな)
3. グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
特徴:
- 認知症の方専用、1ユニット9人以下の少人数制
- 家庭的な環境で共同生活
- 24時間介護スタッフがサポート
入居条件:
- 認知症の診断を受けていること
- 「要支援2」または「要介護1以上」の認定
- 原則、施設がある市区町村に住民票があること
向いている人:
- 認知症があり、穏やかな環境で生活したい方
- 地域に根ざした暮らしを希望する方
4. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
特徴:
- バリアフリー対応の賃貸住宅
- 安否確認や生活相談などの生活支援サービスあり
- 必要に応じて外部の介護サービスを利用可能
入居条件:
- 概ね60歳以上(または要介護認定を受けた方)
- 自立または軽度の介護が必要な方
向いている人:
- 基本的には自立しているが、安心できる見守り体制が欲しい方
- 訪問介護などを組み合わせて暮らしたい方💡個人的に思うのは、お金持ってる人しか入れないくらいの料金かかる。部屋代とか単純にみるとと安く感じるけど、食事代や訪問介護とか利用するならお高めかな・・・大体「サービス付き」って名前だけど、介護サービスは別料金じゃないか!まったく紛らわしい。(←やっぱり私見)
5. 有料老人ホーム
特徴:
- 介護付き、住宅型、健康型の3タイプ
- 食事、生活支援、レクリエーションなどサービスが豊富
- 施設によっては医療連携も充実
入居条件:
- 施設により異なるが、概ね60歳以上
- 介護付きタイプは「要介護認定」が必要
- 健康型は自立した生活ができる方のみ入居可
向いている人:
- 予算に余裕があり、快適な暮らしを求める方
- 手厚い介護やサービスを希望する方
6. 小規模多機能型居宅介護
特徴:
- 「通い」「泊まり」「訪問」を柔軟に組み合わせたサービス
- 顔なじみのスタッフによるケア
- 地域密着型、家庭的な雰囲気
利用条件:
- 「要支援1」以上の認定を受けていること
- 原則、施設のある市区町村に住民票があること
向いている人:
- 住み慣れた地域での生活を続けたい方
- 状況に応じて柔軟な介護サービスを使いたい方
まとめ|介護施設の種類と選び方
介護施設にはそれぞれ特徴・入居条件・費用・サービス内容があり、選び方によってその後の生活の質が大きく変わります。自分や家族に合った施設を見つけるために、まずは要介護認定を受け、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談するのが第一歩です。
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