訪問調査の内容と注意点
要介護認定を受けるための訪問調査は、本人の状態を正しく把握し、適切な介護度を決めるための重要なステップです。どんな質問があるのか、どのように対応すればよいのかを詳しく解説します。
1. 訪問調査とは?
市区町村の職員または委託された調査員が、自宅や施設を訪問し、本人の心身の状態を確認します。調査結果は、要介護認定の判定に大きく影響します。
✅ 所要時間:約30分〜1時間
✅ 訪問者:市区町村の調査員またはケアマネジャー
✅ 調査の目的:介護の必要性を確認し、適切な要介護度を判定する
2. 訪問調査の具体的な内容
調査では、主に以下のような項目がチェックされます。
① 身体の動きに関する調査
- 立ち上がることはできるか?
- 歩行はスムーズか?杖や歩行器の使用は必要か?
- 手足の動き(物をつかむ、服を着替える など)
② 認知機能に関する調査
- 自分の名前や年齢を言えるか?
- 日付や場所を正しく認識できるか?
- 記憶力に問題はないか?
③ 日常生活の様子
- 食事や入浴は自分でできるか?
- トイレの利用は問題ないか?
- 服の着脱や整容(歯磨き・髪をとかす など)ができるか?
④ コミュニケーション能力
- 相手の話を理解できるか?
- 会話はスムーズにできるか?
- 感情の起伏が激しくないか?
⑤ 家族や介護者の状況
- 家族がどれくらい介護に関われるか?
- 介護サービスの利用状況
- 今後の希望(施設入所を考えているか? など)
3. 訪問調査で気をつけるべきポイント
できることを無理に良く見せない
→「本当は難しいけど、このくらいなら大丈夫」と見栄を張ると、必要な介護度が認定されない可能性があります。
普段の様子を正確に伝える
→ その日だけ調子が良くても、普段の状態を調査員にしっかり伝えることが大切です。
家族も同席し、補足説明をする
→ 本人がうまく説明できない場合、家族が普段の様子を補足するとスムーズです。
メモを準備しておく
→ 普段の生活の困りごとをメモにまとめ、当日調査員に伝えると、正確な判断につながります。
4. まとめ
訪問調査は、要介護認定を受けるための大切なプロセスです。普段の生活の様子を正しく伝え、必要な介護度を適切に認定してもらいましょう。
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💬 訪問調査を受けたことがある方へ! 実際にどんな質問をされたか、どんなことに困ったか、ぜひコメント欄で教えてください!
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