〜要介護認定ってなに?〜
はじめに「認知症と診断された後、次にやるべきことは?」
親が認知症と診断されたら、「これからどうやって支えていけばいいの?」と不安になりますよね。
その第一歩として欠かせないのが、「要介護認定の申請」です。
この認定を受けることで、介護保険サービスを正式に利用できるようになります。
💡 要介護認定とは?
要介護認定は、「この人にはどのくらい介護が必要か?」を判断し、支援のレベルを決める制度です。
申請から結果が出るまでは、通常1ヶ月程度かかります。
🔹 要支援1〜2:軽度の支援が必要な状態
🔹 要介護1〜5:段階的に介護度が高い状態
この認定がないと、介護保険によるサービス(訪問介護・デイサービスなど)を使うことができません。
📌 申請の流れ
市区町村の窓口(介護保険課など)に申請
本人または家族、ケアマネジャーなどが申請可能。認定調査の実施
市の担当職員などが自宅や施設に訪問し、本人の様子やできること・困っていることをチェックします。主治医の意見書作成
本人のかかりつけ医が、身体・認知機能について記載します。審査会での判定
調査結果と医師の意見をもとに、介護度が決定。結果の通知(認定通知書)
郵送で届き、サービス利用へと進めます。
🧠 認知症のある人ならではの注意点
認知症がある場合、以下の点で配慮が必要です。
🗣 言葉ではうまく説明できないことも
本人の受け答えだけでは判断が難しいため、家族が事前に「生活の困りごと」をメモして伝えることが大切です。
例:「服薬を忘れる」「火の始末が不安」「買い物で同じ物を何度も買ってしまう」など
📖 主治医意見書も重要!
日頃の様子がきちんと伝わるよう、主治医に事前に現状を共有しておくと安心です。
(診察時にメモを渡すのも効果的)
🤝 家族ができるサポート
認定調査に同席し、客観的な様子を補足
日常の困りごとをまとめておく(メモ・写真など)
かかりつけ医に丁寧に情報提供する
💬 よくある不安Q&A
Q:認知症があっても「要支援」になることがあるの?
A:はい、あります。認知症があっても、身体的に元気だと「要支援」となる場合があります。ただし、困りごとの実態が伝われば、適切な判定が期待できます。
Q:申請しても落ちたらどうする?
A:不服申し立てが可能です。また、状態に変化があれば再申請もできます。
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