〜受診の準備|何を持って行く?どこに相談する?〜
「受診したほうがいいのはわかったけど…実際、何を持って行けばいいの?」
「どこに相談すればいいのか、よくわからない…」
そんなふうに、いざ行動しようとすると、迷いが出てしまうこともあると思います。
この記事では、「親が認知症かも」と感じたときの受診準備のポイントを、わかりやすく3つのステップでご紹介します。
STEP1|受診前に“情報整理”をしておこう
診察では、医師が状態を正しく把握するために「いつから」「どんな様子か」といった情報を必要とします。
そのため、事前に以下の内容を簡単にまとめておくと、スムーズに話が進みます。
📝 事前に整理しておくとよいこと
いつ頃からどんな物忘れが目立ってきたか
日常生活で気になる行動(例:同じものを何度も買う、火の消し忘れなど)
本人の健康状態や持病
飲んでいる薬(お薬手帳があると◎)
📌 おすすめ:STEP1の記事の「認知症チェックシート〜行動編〜」を活用すると整理しやすくなります。
STEP2|持ち物リストを確認しよう
受診時に「持ってきてよかった!」と思える基本の持ち物を以下にまとめました。
🎒 受診時の持ち物チェックリスト
健康保険証・医療証
お薬手帳(または服薬中の薬のリスト)
本人の診察歴・持病に関するメモ
気になる行動のメモ(またはチェックシート)
同行する家族のメモ(本人がうまく話せない場合に備えて)
💡 ポイント:
診察中は本人がうまく説明できないこともあるため、家族の記録が診断の助けになります。
STEP3|どこに相談すればいい?相談先の選び方
認知症の初期段階では、いきなり専門病院に行かなくてもOKです。
まずは、かかりつけ医や地域の相談窓口に相談するのがおすすめです。
🔍 相談先の例
かかりつけの内科医: 普段の状態を知っている医師は、小さな変化にも気づきやすい
地域包括支援センター: 介護・医療・福祉の相談窓口。認知症に関する情報提供もしてくれる
もの忘れ外来・認知症外来: より専門的な診断や検査を希望する場合に
📞 相談先の探し方・連絡方法は、地域包括支援センターや市区町村のホームページで確認できます。
【参照】厚生労働省:地域包括ケアシステム
おわりに|「準備」は安心への第一歩
受診は、本人にも家族にも緊張や不安があるものです。
でも、ちょっとした準備と心構えがあるだけで、その不安をぐっと軽くできます。
✅ 話すことをまとめておく
✅ 持ち物をチェックしておく
✅ 相談できる場所を知っておく
──この3つだけで、受診のハードルはかなり下がります。
まずは、できることからで大丈夫。
家族で一歩ずつ、進んでいきましょう。
📝チェックシートはこちらからDLできます
→受診前の情報整理シート
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