要介護認定とは? 申請の流れ・基準・必要書類を詳しく解説!
要介護認定は、介護保険サービスを利用するために必要な手続きです。しかし、申請方法や審査の流れがわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか? この記事では、要介護認定の流れをわかりやすく説明し、スムーズに申請できるようサポートします。
要介護認定とは?
要介護認定とは、介護が必要な状態を市区町村が判断し、**「要支援1・2」「要介護1~5」**の7段階に分類する制度です。この認定を受けることで、介護保険サービスを利用することができます。
要介護度ごとに、利用できるサービスや支給限度額が異なります。詳しくは以下の記事で解説しています。
👉介護保険サービスの種類と利用できる内容|あなたに合った選び方ガイド
要介護認定の申請方法
1. 申請
申請は、お住まいの市区町村の介護保険窓口で行います。
申請に必要なもの
- 介護保険被保険者証(65歳以上の方)
- 申請書(窓口で取得、またはオンライン申請が可能な自治体もあり)
- 主治医の情報(診断書を作成してもらうため)
2. 訪問調査
市区町村の調査員(ケアマネージャーや認定調査員)が自宅や施設を訪問し、身体や認知機能、日常生活の状況を確認します。
訪問調査のポイント
- 食事や入浴、排泄の自立度
- 認知症の有無や症状の程度
- 家族や周囲の介護状況
💡 ポイント! 家族が立ち会い、普段の状態をありのまま伝えることが重要です。
※私の施設では認知が軽めなのに、認知が酷いフリをして必ず介護度軽くならないようにしていた方もおられました!
「これでもうちょっと、ここでお世話になれるわぁ〜」って仰ってました!!
主演女優賞贈りたいくらいでしたW
3. 主治医の意見書作成
主治医が健康状態や病歴を記載した**「主治医意見書」**を作成します。
主治医がいない場合は? 自治体が指定する医師の診察を受けることもできます。
※自治体によって多少違うこともあるので、介護認定を受けたい方の住所地の自治体へお問い合わせください。
4. 審査・判定
訪問調査の結果と主治医意見書をもとに、市区町村の審査会が要介護度を判定します。
審査の基準
- 身体機能(歩行・起き上がり・食事など)
- 認知機能(記憶・判断力・徘徊の有無)
- 生活環境(家族の支援があるか など)
審査結果は、原則30日以内に郵送されます。
💡 もし希望と異なる判定だったら? → 不服申し立て(再審査の請求)が可能です。
要介護度ごとの支給限度額
要介護度 | 支給限度額(月額) |
---|---|
要支援1 | 約5万円 |
要支援2 | 約10万円 |
要介護1 | 約17万円 |
要介護2 | 約20万円 |
要介護3 | 約27万円 |
要介護4 | 約31万円 |
要介護5 | 約36万円 |
【体験談】要介護認定を受けた、Aさんのお母様の場合
Aさんの母は70代後半で、最近物忘れが増えたため要介護認定を受けました。
申請時には、 ✅ 「まだそこまで介護は必要ない」と思っていたが、訪問調査で「転倒のリスクがある」と判断され要支援2に。 ✅ 主治医意見書では「認知機能の低下」が指摘され、追加の支援を受けることに。
結果的に介護サービスを活用できるようになり、安心感が生まれたそうです。
ちなみに、介護度が軽いと入れる施設が限られますが、支払う金額も介護度によって変わるため、
何が一番ご本人と家族にとって大切かを考えていただけるといいなと思います。
まとめ
- 要介護認定は介護保険を利用するために必要な手続き
- 申請は市区町村の窓口で行う
- 訪問調査と主治医意見書が審査のカギ
- 要介護度によって利用できるサービスと支給限度額が異なる
要介護認定を受けることで、介護サービスを適切に活用し、家族の負担を減らすことができます。
質問や不明点があれば、ぜひコメント欄で教えてください!
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